マイケル・ランス・リンMichael Lance Lynn, 1987年5月12日 - )は、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス出身のプロ野球選手(投手)。右投両打。フリーエージェント(FA)。

経歴

プロ入り前

2005年のMLBドラフト6巡目(全体173位)でシアトル・マリナーズから指名されたが、入団せずにミシシッピ大学へ進学した。

プロ入りとカージナルス時代

2008年のMLBドラフト1巡目追補(全体39位)でセントルイス・カージナルスから指名され、6月17日に契約。同年は傘下のA-級バタビア・マックドッグスとA級クァッドシティ・リバーバンディッツの2球団合計で6試合に先発登板し、防御率1.35という好成績を残した。

2009年はA 級パームビーチ・カージナルスで開幕を迎え、最終的にAAA級メンフィス・レッドバーズまで昇格した。3階級での合計成績は、11勝4敗、防御率2.85だった。

2010年はAAA級メンフィスでプレーしたが、防御率4.77とやや壁にぶつかった。しかし、9月10日のオクラホマシティ・レッドホークス戦では、球団新記録の16奪三振を記録している。

2011年6月2日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー。メジャーでは主にリリーフとして起用され、好成績を残していたが、8月9日の試合で左斜筋を痛め、故障者リストに入った。レギュラーシーズン中の復帰は叶わなかったが、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズからロースターに追加された。第2戦では、僅か1球を投げただけで勝利投手になった。テキサス・レンジャーズとのワールドシリーズ第3戦では、3番手として2.1回を投げ、勝利投手になった。

2012年は先発に回り、R.A.ディッキーに次いでリーグで2番目に早く10勝に到達。オールスターゲームにも初選出された。8月24日のシンシナティ・レッズ戦で降板に不満な様子を見せたことで一旦リリーフに戻されたが、9月に先発に復帰すると4連勝でレギュラーシーズンを終えた。終わってみればリーグ4位の18勝を記録した。

2013年は33試合に先発登板し、15勝10敗、防御率3.97だった。

2014年は33試合に先発登板し、3年連続2桁勝利となる15勝(10敗)を記録し、防御率2.74だった。

2015年1月15日にカージナルスと総額2200万ドル 出来高の3年契約を結んだ。この年も先発ローテーション通り、31試合に先発登板。防御率3.03、4年連続2桁勝利となる12勝11敗、68四球、167奪三振、WHIP1.37という成績を残した。奪三振は、規定投球回に達した4シーズン中で最少だった。11月10日にトミー・ジョン手術を受け、2016年シーズンを全休することが決定的となった。

2016年はメジャー復帰はならなかったが、マイナー(A 級パームビーチとAA級スプリングフィールド・カージナルス)では計3試合に先発投手として復帰登板し、6.2回投げて防御率1.35、無四球、7奪三振と復活への足掛かりを作った。

2017年はメジャーの先発ローテーションに復帰し、33試合に先発登板。11勝8敗、防御率3.43、153奪三振、WHIP1.23を記録し、完全復活を果たした。オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった。球団はクオリファイング・オファーを提示したが、11月16日に拒否し、FAとなった。

ツインズ時代

2018年3月12日にミネソタ・ツインズと1年総額1200万ドルで契約を結んだ。迎えたシーズンでは7月までに20試合に先発登板したが、7勝8敗、防御率5.10、WHIP1.63と振るわなかった。

ヤンキース時代

2018年7月30日にタイラー・オースティン、ルイス・リーホとのトレードで、金銭と共にニューヨーク・ヤンキースへ移籍した。移籍後は11試合(先発9試合)の登板で3勝2敗、防御率4.14、WHIP1.33と僅かながら成績の改善が見られたが、シーズン通算では31試合(先発29試合)の登板で10勝10敗、防御率4.77、WHIP1.53と前年から大きく落ちる結果になった。オフにFAとなった。

レンジャーズ時代

2018年12月18日にテキサス・レンジャーズと3年総額3000万ドルで契約を結んだ。

2019年は33試合に先発登板し、16勝11敗、投球回208.1回、246奪三振を記録した。サイ・ヤング賞投票で5位に入った。

2020年は自身初めて開幕投手を務めた。

ホワイトソックス時代

2020年12月8日にデーン・ダニング、エイブリー・ウィームズとのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した。

2021年4月4日のエンゼルス戦でホワイトソックス移籍後初登板を果たした。7月4日に選手間投票で自身2度目となるオールスターゲームに選出された。7月13日に開催されたオールスターゲームでは2回に先発投手のエンゼルスの大谷翔平の後を受けて2番手として登板した。シーズン途中の7月17日にホワイトソックスと2年総額3800万ドルで契約延長した。

2023年はシーズン開幕前の2月10日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された。

ドジャース時代

2023年7月29日にトレイス・トンプソン、ドジャース傘下プロスペクトのニック・ナストゥリーニ、ジョーダン・リージャーとのトレードで、ジョー・ケリーと共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。オフの11月3日に契約延長オプションを破棄して、FAとなった。

カージナルス復帰

2023年11月20日にセントルイス・カージナルスと1年総額1100万ドルで契約合意した。実に7年ぶりの復帰となる。

2024年オフの11月1日に契約オプションを破棄してFAとなった。

選手としての特徴

かつては90~92mphだった速球が、2010年頃から92~94mphを計測するようになった。打者がリリースポイントを認識しづらいフォームであるため、球速の割に空振りを奪うこと出来る。速球以外には、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。

かつては、フォーシームとカーブだけで全投球の80%を占めていたが、現在ではフォーシームとツーシームだけで75%以上を占める速球派投手にモデルチェンジした。

速球の最速は、2019年に計測した98.8mph(約159km/h)。

詳細情報

年度別投球成績

  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

WBCでの投手成績

  • 太字は大会最高

年度別守備成績

  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録

  • MLBオールスターゲーム選出:2回(2012年、2021年)

背番号

  • 62(2011年)
  • 31(2012年 - 2018年7月29日、2024年)
  • 36(2018年8月1日 - 同年終了)
  • 35(2019年 - 2020年、2023年途中 - 同年終了)
  • 33(2021年 - 2023年途中)

代表歴

  • 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

脚注

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 L
  • トミー・ジョン手術を受けた野球選手一覧

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Lance Lynn stats MiLB.com (英語)

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