英国債(えいこくさい)は、イギリス政府の国債を指す。英語ではgiltもしくはgilt-edged securityと呼ばれ、日本語でギルトもしくはギルト債とも呼ばれる。大蔵省(HM Treasury)によって発行される。また、管理は国債管理局(DMO)によって行われている。
ナポレオン戦争の間、英国債に占める非居住者の保有割合は6%を超えていた。
種類
ギルトには以下の種類がある
- 普通ギルト(Conventional gilts)
- 利付国債(利払いは6ヶ月ごと)。償還期限は5年、10年、30年、50年、55年。最も発行量が多いギルト。
- 指数連動ギルト(Index-linked gilts)
- 英国の消費者物価指数(Retail Price Index)に連動する。普通ギルトに次いで発行量が多い。
- 3ヶ月遅延指数連動ギルト(Three-month lag index-linked gilts)
- 8ヶ月遅延指数連動ギルト(Eight-month lag index-linked gilts)
- 倍年限ギルト(Double-dated conventional gilts)
- 無期限ギルト(Undated gilts)
- 変動利付ギルト(Floating rate gilts)
ギルト・エッジ・マーケット・メーカー
ギルト・エッジ・マーケット・メーカー(GEMM:Gilt-edged Market Makers)が、プライマリー・ディーラーである。
関連項目
- 日本国債
- 米国債
脚注




