石神(いしがみ)は、埼玉県川口市の大字。郵便番号は333-0823。
地理
川口市北部の大宮台地上に位置する起伏がある地域で、植木や苗木などの生産地である。日光御成街道に沿って南北に市街地が形成された。現在は南北に東北自動車道と国道122号が貫いている。東は西立野・赤芝新田、西は木曽呂・神戸・源左衛門新田、南は新井宿・西新井宿・赤山、北は北原台・戸塚南に接する。隣接する赤山の北部にごく小さい飛び地が存在し、石神の内部には神戸の飛び地が存在する。
歴史
もとは江戸期より存在した足立郡に属する石神村であった。
- 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、石神村は安行領根岸村・安行領在家村・道合村・神戸村・木曾呂村・赤山村・新井宿村・西新井宿村・内野村・源左衛門新田・赤芝新田と共に合併し、神根村が成立する。石神村は神根村の大字石神になる。
- 1936年(昭和11年)12月31日 - 武州鉄道の終点駅神根駅が現在の東北自動車道と県道103号交差地点付近に開設。
- 1938年(昭和13年) - 武州鉄道が廃線。神根駅廃止。
- 1940年(昭和15年)4月1日 - 神根村、鳩ヶ谷町(1950年に再分離)、芝村、新郷村が川口市に編入合併される。川口市の大字となり今に至る。
- 1987年(昭和62年)9月9日 - 地内に東北自動車道が川口JCTまで延伸され、開通する。
- 1992年(平成4年)11月27日 - 地内に東京外環自動車道が建設され、開業する。
世帯数と人口
2024年(令和6年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる。
交通
鉄道
- 地区内に鉄道は敷設されていない。隣接する西立野に埼玉高速鉄道戸塚安行駅がある。
道路
- 東京外環自動車道
- 川口料金所
- 国道298号
- 埼玉県道・東京都道103号吉場安行東京線
- 埼玉県道105号さいたま鳩ヶ谷線(日光御成街道)
- 国道122号
施設
- 川口市立神根中学校
- 川口市立神根東小学校
- 埼玉県立川口青陵高等学校グランド
- 小桜幼稚園
- 石神配水場
- 川口石神郵便局
- 武南警察署 神根交番
- 長久山 真乗院 - 足立坂東三十三観音霊場
- 真言宗 妙延寺
- 石神稲荷社
- 石神さくら公園
- 神根叺原公園
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
関連文献
- 「石神村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ139足立郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763997/94。
関連項目
- 埼玉県立安行武南自然公園
- 埼玉県第3区
外部リンク
- 川口市ホームページ




