直角凧形とは、ユークリッド幾何学において、円に内接することができる凧形(4辺が互いに隣接する2組の等しい長さの辺にまとめることができる四角形)である。つまり、円周を持つ凧形(すなわち共円の凧形)である。したがって、直角凧形は凸の四辺形であり、2つの反対側の直角を持つ。正確に2つの直角がある場合、それぞれは異なる長さの辺の間でなければならない。すべての凧は内接円を持つので、すべての直角凧形は双心四角形である。対角線の1つ(対称線となるもの)は、直角凧形を2つの直角三角形に分割し、外接円の直径でもある。

内接円を持つ接線四辺形では、内接円の中心から四辺形の接線となる点までの4本の線分が、四辺形を4つの直角凧形に分割する。

特殊例

直角凧形の特殊な例として、対角線の長さが等しく、内接円と外接円が同心である正方形がある。

性質

直角凧形は、外接円を持つ場合に限り、直角凧形である(定義による)。これは、2つの対向する直角を持つ凧であることと同じである。

計量の公式

直角凧形は2つの直角三角形に分けることができるので、直角三角形のよく知られた性質から、次のような計量式が容易に成り立つ。対角BとDが直角である直角凧形ABCDにおいて、他の2つの角度は次の式から計算できる。

tan A 2 = b a , tan C 2 = a b {\displaystyle \tan {\frac {A}{2}}={\frac {b}{a}},\qquad \tan {\frac {C}{2}}={\frac {a}{b}}}

ここで、a=AB=AD、b=BC=CDとする。右の凧の面積は

K = a b . {\displaystyle \displaystyle K=ab.}

対称線である対角線ACは、長さが

p = a 2 b 2 {\displaystyle p={\sqrt {a^{2} b^{2}}}}

となり、対角線は垂直なので(つまり、直角凧形は直角四辺形であり、面積は K = p q 2 {\displaystyle K={\frac {pq}{2}}} )、もう一方の対角線上のBDの長さは

q = 2 a b a 2 b 2 {\displaystyle q={\frac {2ab}{\sqrt {a^{2} b^{2}}}}} となる。

外接円の半径は、ピタゴラスの定理により

R = 1 2 a 2 b 2 {\displaystyle R={\tfrac {1}{2}}{\sqrt {a^{2} b^{2}}}}

であり、すべての凧形が接線四辺形であることから、内接円の半径は次式で与えられる。

r = K s = a b a b {\displaystyle r={\frac {K}{s}}={\frac {ab}{a b}}}

ここで、sは半周長である。

面積は、外接円の半径Rと内接円の半径rで次のように与えられる。

K = r ( r 4 R 2 r 2 ) . {\displaystyle K=r(r {\sqrt {4R^{2} r^{2}}}).}

対角線の交点から時計回りに頂点まで伸びる線分を、次のようにすると d 1 d 2 d 3 d 4 {\displaystyle d_{1}d_{2}d_{3}d_{4}} は、

d 1 d 3 = d 2 d 4 {\displaystyle d_{1}d_{3}=d_{2}d_{4}} となる。

これは幾何平均の定理の直接的な結果である。

補足

直角凧形の双対多角形は、等脚接線台形である。

他の定義

直角が1つしかない場合は、長さの等しい2つの辺の間にある必要があり、この場合、上記の公式は適用されない。

参考文献


変形六角形凧の作り方!子供の為が大人を本気に!凧作りをなめるなよ(笑) | こんとりLab 節約パパのCONTRIBUTIONS 研究所

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和凧(角凧、ひし形凧 六角凧)を作る実験

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