薬王子神社(やくおうじじんじゃ)は、徳島県阿波市土成町浦池に鎮座する神社である。別名は奇玉神社。
歴史
846年(承和13年)に阿波国の国司である山田古嗣が浦之池を築いた際に池の護り神として薬王子奇玉神社を祀ったことが起源と伝わる。池の西にあることから「西の宮」とも称された。源平時代に兵火で消失し、1627年(寛永4年)8月に薬王子大権現として再建されたが、その後も風災に遭い、明治2年に奇玉神社の旧号で改修された。戦後は厄除け神として尊崇され、明治より百十年目にあたる1976年(昭和51年)に現在の薬王子神社と改称。
神社には古い棟札が残され、現在の社殿は1847年(嘉永元年)に建てられたものである。
祭神
- 大己貴命
- 少彦名命
交通
- 徳島自動車道「土成インターチェンジ」より車で約10分。
脚注
