キノコバエは、ハエ目(双翅目)カ亜目(長角亜目)キノコバエ科に属する昆虫の総称。また、クロバネキノコバエ科など他の科に属する種についてもキノコバエと呼ばれることがある。キノコバエ科については、ナミキノコバエ科タケカ科という別称もある。

概要

カに似た体型で、長い触角と細長い脚をもつ。茶色、黒、黄色などの体色を持つ種が多いが、中には鮮やかな色彩を持つ種もある。

メスはキノコ内や洞窟の壁面、樹皮などに産卵し、多くの種で幼虫はそのような環境に生息している。中には他の昆虫やミミズを捕食する肉食性の幼虫もある。

キノコバエの中には、生物発光する種が何種類か知られている。例えばヒカリキノコバエ属に分類される種は、洞窟内に生息する幼虫が発光することが知られており、土ボタルの異名を持つ。

分類

キノコバエ科に属する種のうち約800種をツノキノコバエ科(Keroplatidae)として独立させる考えも主張されているが、一般的にはこれらの種はキノコバエ科に含める。それらをまとめた広義のキノコバエ科(Mycetophilidae sensu lato)には次のような約330属が含まれる。

脚注



キノコバエの仲間 ご近所の小さな生き物たち

梅雨時に発生するコバエ(クロバネキノコバエ)について/可児市

シワバネキノコバエ

クロバネキノコバエの一種飛来 ポタジェ.jp ー 楽しいキッチンガーデニング&家庭菜園

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